◇「産地偽装防止にも」
ビワマスなど琵琶湖固有魚介類の真贋(しんがん)判定法を研究していた長浜バイオ大(長浜市田村町)バイオサイエンス学部の河内浩行准教授(43)=食品分子機能学=らの研究グループが、ビワマスなどのDNAを解析して琵琶湖産か否かを見分ける新たな分析法を開発した。今後、ニゴロブナや瀬田シジミなどに研究対象を広げる予定で、河内准教授は「琵琶湖ブランドと偽る産地偽装商品や他種使用の発覚・防止に役立てたい」としている。
河内准教授らは昨年12月、県の委託で研究をスタート。「制限酵素断片長多型解析法(PCR−RFLP)」と呼ばれる判定法で、ビワマスやヤマメ、アマゴなどからDNAを採取。DNAの塩基配列を切断する「制限酵素」を注入し、切断の長さや切れ具合などを比較することでビワマスの真贋を突き止めた。ニゴロブナや瀬田シジミについてはDNA配列のデータを登録してから同判定を順次行う予定。真贋の結果が出るまで約3時間半で、河内准教授は「この判定法を使えば、琵琶湖産かそうでないか短時間で分かる。産地偽装の商品の出回りを防ぐことにも役立つのでは」と実用化に期待している。【桑田潔】7月14日朝刊
Posted by jun at 2010年07月15日 17:22 in 魚&水棲生物, 内水面行政関連