2010年06月15日

シナイモツゴ:大崎市立鹿島台小の「里親」4年生93人が放流/宮城

 ◇「卵いっぱい産んでね」
 郷土の希少魚シナイモツゴ(コイ科)を卵から育てる里親校を務める大崎市鹿島台の市立鹿島台小の4年生93人は14日、地元の淡水魚保護NPO法人「シナイモツゴ郷の会」とともに、ブラックバスを退治したため池にシナイモツゴを放流した。ため池のバス駆除−放流は05年から毎年1回のペースで取り組み、今回で6カ所目。シナイモツゴは順調に増えているという。

 シナイモツゴは環境省、宮城県ともに「絶滅危惧(きぐ)1類」に分類される小型魚。干拓で消滅した旧品井沼にちなみ名が付けられた。
 鹿島台小は05年以来、シナイモツゴの里親を務める草分け校で4年生が飼育を担当している。郷の会から毎初夏、卵を預かり学校池でふ化させ、1年後に若魚をため池に放流してきた。
 この日の放流魚は現5年生が育てた。飼育を引き継いだ4年生が約250匹をバケツに十数匹ずつ小分けし、「卵をいっぱい産んでね」と呼び掛けながらそっとため池に放した。
 放流したため池は昨秋の農閑期に郷の会や「シナイモツゴ郷の米つくり手の会」、地元行政区などが共同で1カ月かけ池干ししてバスを駆除した。郷の会の高橋清孝副理事長(水産学博士)は「今後も里親小の児童らとバス駆除、シナイモツゴの放流を続け、宮城の地名を持つ唯一の魚を守る誇りを伝えたい」と話した。
 里親校は他に美里町立小牛田小、仙台市立松陵小など4校ある。【小原博人】6月15日朝刊

+Yahoo!ニュース-宮城-毎日新聞

Posted by jun at 2010年06月15日 12:52 in ブラックバス問題, 外来生物問題, 各種イベント

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