2010年03月24日

カワバタモロコ:菰野で絶滅危惧種の観察会 50人参加「保護で地域保全を」/三重

 環境省と県が絶滅危惧(きぐ)種に指定するコイの仲間「カワバタモロコ」の観察会が22日、菰野町内の農業用ため池で開かれた。

 カワバタモロコは、日本固有の淡水魚で、成魚は体長3〜6センチ。コイ科だが口ひげが無いのが特徴で、雄は6〜7月に体が黄金色になる。本州中部から九州北西部にかけて分布するが、外来魚の放流による生態系破壊などで、近い将来絶滅する可能性が指摘され、捕獲が禁止されている。
 観察会を行ったため池では昨年11月、東海タナゴ研究会(北島淳也代表)が約10匹の生息を確認。北島代表は「元々生息していたものが環境に恵まれて生き残ったか、他で捕った魚と一緒に持ち込まれたのではないか」としている。
 観察会は、地元区長や環境団体などが実施し、約50人が参加した。ため池近くの公会所で、北島代表からカワバタモロコに関する説明を受けた後、徒歩でため池に向かった。池の底に事前に入れてあった仕掛けを子供たちが引き上げたところ、体長3〜4センチのカワバタモロコ計25匹と、他の種類のモロコやドジョウなどが入っていた。捕獲した魚は、観察した後、すべて池へ戻した。
 「菰野町水土里(みどり)の郷(さと)の会」支部代表の峯岡繁さん(69)は「昔はいっぱいいたモロコが、こんなに少なくなっていて驚いた。モロコを守ることが地域の保全につながると思う」と語った。友達と参加した町立千種小4年、稲葉響さん(10)は「可愛い魚なので、ずっとすんでいてほしい」と話していた。【井上章】〔三重版〕3月23日朝刊

+Yahoo!ニュース-三重-毎日新聞

Posted by jun at 2010年03月24日 17:48 in 魚&水棲生物, 自然環境関連

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