2010年03月23日

種の多様性、減少傾向 城陽・山砂利跡地の調整池周辺

 京都府が城陽市東部の山砂利採取跡地で造成している「(仮称)木津川右岸運動公園」の調整池周辺で、近畿大農学部の技術職員が草本植物の生息状況を調べた結果、種の多様性の減少傾向が浮かび上がった。現在は在来種が外来種より優勢ながら、除草など人的処置を施さなければ「数年の間に外来種が優勢となり、環境を変えにくくなる」と警告する。

 ビオトープが専門の米本桂子さん(城陽市富野)が調査した。
 基礎データを集め、公園での里山的な自然再生に取り組む森づくりグループを支援する狙い。約2ヘクタールの池の南斜面に定置枠を設けるなどして、昨年7月〜今年1月、月1回ずつ草の種類を調べた。
 冬季を除き、毎回30種類以上確認できたものの、7月の42種から11月には34種に減った上、内容の変化も乏しかったという。「春季の観察が要るが、新種が入りにくい可能性がある。粘性の土質で栄養分が少なく、土壌改良も必要」と指摘する。
 また、観測された計59種のうち、在来種はイヌタデやヨモギなど32、外来種はセイタカアワダチソウやシロツメクサなど27だった。外来種には1年に数回開花したり、発芽パターンが複数ある草も多く、年1回の均一的な除草では効果が薄いという。
 米本さんは「外来種を見分ける力を磨き、適宜草刈りや草抜きを行う必要がある。外来種の繁殖力は強く、手を加えないと土壌を入れ替える事態になりかねない」と話した。観測は引き続き行う。

+Yahoo!ニュース-京都-京都新聞

Posted by jun at 2010年03月23日 19:13 in 外来生物問題, 自然環境関連

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