昨夏以降、鹿児島市喜入地区で相次いだマングースの捕獲が約1カ月、空振りが続いている。鶏の空揚げなど好物でワナをしかけており、エサの昆虫などが急減する冬は本来、捕獲は増えるはずという。原因は不明だが県自然保護課は「根絶したとも思えず当面、捕獲体制を維持したい」と話している。
捕獲は12月18日、65匹目となるメスが最後だ。昨年の捕獲数は、ワナを4〜8基仕掛けた7、8月が各8匹、1匹。9月以降はワナを増やし、9月=15匹▽10、11月=16匹▽12月=9匹−−だった。
環境省奄美野生生物保護センターは「本来、捕獲のピークは秋〜冬。ワナに捕まった仲間の姿をみて『危険だ』と学習する可能性はある」と指摘する。
また、県自然保護課は当面の対応として「ワナの位置を工夫したい」としている。
マングースは沖縄、奄美大島だけに生息するとされてきたが昨年6月、本土で初めて喜入地区で確認されたことが判明。県は7月から捕獲を始めた。その後、捕獲された個体が、外来生物法で生態系に悪影響を及ぼす「特定外来生物」に指定された「ジャワマングース」と確認された。【福岡静哉】1月19日朝刊