環境省とイオン環境財団が創設した「生物多様性 日本アワード」の第1回グランプリを10月に受賞した環境NPO「アサザ基金」(牛久市栄町)が、受賞の理由となった日本酒2本をパッケージした「広がれあさざの夢」ギフトセットの販売を始めた。
同基金は、霞ケ浦北浦流域の保護活動を続け、耕作が放棄され荒れた「谷津田」と呼ばれる水田を再生。無農薬で生産したコメを酒造会社2社が醸造し、同名のブランドで昨年12月に発売したところ、千数百本が売れた。こうした環境保護と地元産業の活性化を結びつけた活動が評価され、グランプリには同基金とともに酒造会社2社も選ばれた。
受賞記念ギフトセットは、白菊酒造(石岡市)の純米酒720ミリリットルと田中酒造店(取手市)の純米酒500ミリリットルが収められ、県内の大手スーパーカスミで販売している。価格は3150円。
同基金の飯島博代表理事は「1本ずつ買うより高いが、その分は、谷津田再生、環境保護に役立てる。100年後にトキの舞う霞ケ浦を目指し、今後も谷津田の再生に努めていきたい」と話した。【橋口正】12月5日朝刊