2009年11月19日

<シーラカンス>稚魚の撮影に成功…世界初 福島の水族館

 福島県いわき市にある水族館「アクアマリンふくしま」(安部義孝館長)は、泳ぐシーラカンスの稚魚の撮影に世界で初めて成功したと発表した。先月、インドネシアで行った調査の際に水中カメラで撮り、繁殖場所など謎に包まれた生態の解明につながると期待される。

 同水族館によると、現地時間の10月6日午前11時33分から18分間、ボルネオ島の東に浮かぶスラウェシ島のマナド湾内で、船上から操作した水中カメラが水深161メートルにいる1匹(推定全長31.5センチ)をビデオ撮影した。岩の割れ目に身を潜めていた。

 91年にアフリカのシーラカンスの胎内から見つかった稚魚と体長がほぼ同じで、生後間もないとみられる。見つかったのは親が通常生息する水深で、安部館長は「繁殖場所の研究に貢献する発見」と話している。

 シーラカンスは古生代のデボン紀(約4億1000万〜3億6000万年前)に現れ、中生代の白亜紀(約1億4000万〜6500万年前)に絶滅したと考えられていた。しかし1938年にアフリカのマダガスカル島近くで発見され、98年にはスラウェシ島近海でも見つかった。メスが体内で卵をふ化させ、少し成長した後に産む「卵胎生」で、一度に約20匹産むとみられる。【田中英雄】


+Yahoo!ニュース-社会-毎日新聞

Posted by jun at 2009年11月19日 23:37 in 魚&水棲生物

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