栗原、登米の両市境にまたがる伊豆沼・内沼で、ブラックバス駆除に取り組む県伊豆沼・内沼環境保全財団と市民ボランティアの「バス・バスターズ」(退治人)の計20人は3日、バスをおびき寄せて産卵させ、卵やふ化したての稚魚を回収する「人工産卵床」400個を両沼の水底に設置した。
産卵場として砂利底を好むバスの習性に着目した駆除方法。バスターズたちは、小舟に産卵床と砂利を積んで沼に出て、産卵床1個ずつに砂利を入れては約10メートルおきに深さ70〜80センチの水底に沈めた。
人工産卵床は03年のテストで有効性が確認されており、同財団が04年から毎年、市民や学生らと共同で行っている“バス駆除作戦”の柱。6月末まで毎週日曜、設置場所を見回り産卵したかどうかを確認し、卵やふ化したての稚魚を回収・駆除する。刺し網や定置網による成魚捕獲と合わせ、両沼のバスを減らす成果を上げている。
雄バスの胆のうから採取したフェロモンとみられる物質を利用して雌をおびき寄せ刺し網で捕獲する装置を産卵床に取り付ける「フェロモン誘引実験」も今月後半から行う予定。【小原博人】5月4日朝刊