2009年05月27日

ジャンボタニシ 生息範囲広がる

 田植え時季を迎えた和歌山県田辺市の田んぼやその周辺の用水路で、稲の苗を食害する外来巻き貝スクミリンゴガイの卵が目立ち始めた。通称ジャンボタニシと呼ばれ、特にここ数年、生息場所を広げている。田辺市やJA紀南によると、新たな発生場所は少ないが、これまで報告されている所で被害が多くなっており、農家も防除に苦慮しているという。

 卵は毒々しいピンク色をしており、長さ3センチ、幅1・5センチほどの卵塊として壁面や草の根元などに産み付けられる。10日ほどでふ化して、条件が整えば約2カ月で殻高3センチに成長して成熟する。田植え後2、3週間の柔らかい苗が食害される。
 田辺市内では20年ほど前に下万呂で初めて見つかった。2001年に大発生し、農家や関係機関が協力して駆除に乗り出したが、生息範囲は徐々に広がっている。02年には田辺市芳養町田川でも見つかり、08年までに芳養町の別の地区でも確認された。田辺市以外では、上富田町やみなべ町などでも多くの生息が確認されている。
 JA紀南営農指導課は「最初に見つかった万呂地域ではここ数年、生息域が広くなっているようだ。現場に行くたびに被害を訴える農家に出会う」と話す。昨年試験導入して効果が確認された専用駆除剤が今年から本格的に使われるようになり、防除に期待されている。
 田辺市農業振興課は「新たな場所で見つけた場合、拡散を防ぐため、農業振興課かJAまで連絡してほしい」と呼び掛けている。

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Posted by jun at 2009年05月27日 12:03 in 外来生物問題

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