2009年05月20日

ニゴロブナ:水田で育てれば、すくすく 初期の成長早く/滋賀

 ◇一定期間過ぎると鈍化−−県立琵琶湖博物館研究
 琵琶湖固有種のニゴロブナは、水田で育てると、初期の成長が速くなることが、県立琵琶湖博物館の研究で分かった。以前から水田の有効性は指摘されていたが、今回の研究でデータとして実証された。【南文枝】

 ふなずしの材料で有名なニゴロブナは普段は沖合で生活し、繁殖期に湖岸のヨシ帯などに産卵。成長し、再び沖合に戻る。近年は、ヨシ帯の減少や外来魚による食害などで漁獲量が激減。環境省のレッドリストでは、絶滅の危険が指摘されており、県は、餌が豊富で外来魚がいない水田を産卵生育場とする取り組みを進めている。
 研究では、03年に彦根市、06年に守山市の水田に親魚や生まれたばかりの魚を放流。定期的に体長や体重を調べたところ、養魚池やヨシ帯で育てた場合と比べ、20日間で5〜10ミリ程度大きく成長することが分かった。水田内の固体密度が低いほど生残率が高まることも判明した。
 また、一定期間(約10〜45日)を過ぎると、成長が鈍ることも明らかになった。研究に参加した多賀町立博物館の金尾滋史学芸員(29)は「個体密度や水田で育てるタイミングを調整すれば、水産振興にもつながる」と話している。5月19日朝刊

+Yahoo!ニュース-滋賀-毎日新聞

Posted by jun at 2009年05月20日 13:05 in 魚&水棲生物, 自然環境関連

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