2009年04月29日

ブラックバス退治は卵を狙え 県内初、人工産卵床で駆除

 豊田市自然観察の森(同市京ケ峰)は名城大と協力して、ため池に人工産卵床を設置し、在来種を捕食して生態系に大きな影響を及ぼすブラックバス(オオクチバス)など特定外来生物の駆除に取り組んでいる。県内初の試みとして、バスが小石などに卵を産む習性を利用し、卵の段階で駆除することで増殖を防ぐ。

 バスの駆除法は、刺し網や投網などで捕獲したり、池の水を抜いて駆除する方法などがある。しかし、川とため池が用水路でつながっている場合は、水を抜いて駆除しても、川からバスが流入する可能性があり、人工産卵床による駆除が有用で、宮城県の伊豆沼などでも実施されている。
 産卵床は縦30センチ、横45センチ、深さ8センチのかごに小石などが敷き詰められている。森に5つあるため池のうち、矢作川と用水路でつながっている3ヘクタールのため池に40個を産卵期に当たる4月から設置。名城大の学生が週2回、産卵床を点検。21日には4カ所で計4万7000個の卵を確認、駆除した。
 森では昨年から産卵床を設置しているが、産卵を確認できたのは今回が初めて。産卵床は6月下旬まで設置、産卵が確認できれば、駆除するという。
 森の大畑孝二所長は「手法が県内のほかのため池にも広がってくれれば」と期待する。
 名城大の谷口義則准教授は「1つの方法だけでは完全な駆除はできず、何種類かの駆除法を組み合わせる必要がある。長い期間で、在来種を復元していくべきだ」と指摘する。(杉山直之)

+Yahoo!ニュース-愛知-中日新聞

Posted by jun at 2009年04月29日 16:41 in ブラックバス問題

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