2009年04月30日

カワウ:魚や樹木に被害、県が3万羽捕獲作戦 駆除中止で昨年7万5000羽/滋賀

 ◇委託の県猟友会が2カ所で
 生息数が増え樹木を枯らせたり水産資源に被害を出している琵琶湖の水鳥・カワウを減らそうと、県は23日からカワウの営巣地の一つ、近江八幡市の伊崎半島で銃器による捕獲作戦を始めた。既に県内最大の営巣地、長浜市の竹生島でも13日に始めたが、県は2カ所の営巣地で今年度に3万羽を捕獲する作戦を立てている。【斎藤和夫】

 伊崎半島には、県が昨年秋に行った生息調査で1万6000羽以上のカワウが生息していることが分かっている。この日は、県から委託された県猟友会のメンバー12人が午前6時からカワウの営巣地に入り、散弾銃を使って駆除に乗り出した。カワウは今が繁殖期で、生息地の木の上には至るところに巣を作り、ひなを育てている。
 猟友会メンバーが、ひなを育てている巣や巣に戻ろうとする親鳥目がけて銃を発射すると、何羽かには命中するが、大半は一斉に巣を離れて射程圏外に逃げ、上空を旋回していた。銃声が続いている間は上空に滞留し、途絶えると、舞い戻るという繰り返しだったが、ハンター10人で約300羽を射止めた。
 県は、同半島で7月16日までに11日間、捕獲作戦を行い、約1万5000羽を駆除する計画だ。しかし、23日に参加した猟友会メンバーらは「カワウは賢く、銃を持って山に入ると逃げ、射撃を止めると戻り、まるでバカにされているよう」と困っていた。
 県内のカワウの生息数はここ数年、3万5000〜4万羽だったが、銃器駆除をやめた昨年は約7万5000羽に倍増した。県は、銃器駆除をやめたのとえさになるアユが豊富だったのが原因とみている。
 これらのカワウは琵琶湖での年間漁獲高を上回る魚を捕食するほか、営巣で枝を折ったりフンで立木を枯らせるなどの被害を出すため、県は今年こそ生息数を激減させようとしているが、十分な成果が出るかどうかは微妙な気配だ。4月24日朝刊

+Yahoo!ニュース-滋賀-毎日新聞

Posted by jun at 2009年04月30日 07:56 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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