2009年03月24日

徳山ダム、新年度に導水路着工 水資源機構が工程案

 徳山ダム(揖斐川町)の水を木曽、長良両河川に流す導水路事業を進める国と水資源機構は23日、2009年度中に導水路建設に着工するとの見通しを公式に明らかにした。当初は08年度中の着工予定だったが、放流先の河川環境などの影響調査が長引くため、ずれ込んだ。

 県は機構に「スケジュールありきではなく、環境への影響を十分に調査検討することが大事」と徹底調査を要請。国と機構は、県の同意を得てから着工することにしている。
 この日の県議会水資源対策議員連盟の総会で、機構は「確定したものではない」と断った上で工程案を提示。用地取得を09年度半ばに始め、同年度終盤に準備工事に着手。全体の工事を15年度半ばに終え、通水試験を経て、完成は予定通り同年度内としている。
 同議連は県議36人が参加し、事業推進の立場だが、総会では県議から機構側に導水路の役割を尋ねるなど基本的な理解を欠く質問が相次いだ。「放流水と放流先の川の水温が違っても魚は慣れる」との持論を話す県議も。一方で「県議には資料が届くが、県民には難解で分かりにくい」とPR不足を指摘する意見も出た。
 導水路は愛知県と名古屋市が水道、工業用水として確保した徳山ダムの水を木曽川に引く施設。渇水時に木曽、長良両河川の水量を維持する目的もある。総事業費は890億円で、県は30億円を負担する。
 (河原広明)

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2009年03月24日 14:14 in 内水面行政関連

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