2009年03月18日

白浜の海岸に珍種の熱帯魚 ヌメリテンジクダイ

 白浜町臨海、京都大学瀬戸臨海実験所近くの北浜海岸に、非常に珍しい熱帯魚ヌメリテンジクダイ(テンジクダイ科)が打ち上がっているのを同実験所の久保田信准教授(56)が見つけた。全長は3・7センチほど。

 ヌメリテンジクダイは主に奄美大島以南のサンゴ礁に生息。日中は岩礁の岩穴などに潜み、夜間に動き回る。全体的な生息数が少ないこともあり、まれにしか採集されない。白浜町やその周辺海域では1978年に2個体の採集記録があるだけで、本州での確認は少ないという。
 久保田准教授によると、2月5日午後、漂着物の定点観測で北浜を訪れた際、波打ち際で見慣れない魚を発見。種類が分からず、テンジクダイ科魚類の分類や生態が専門の横須賀市自然・人文博物館の林公義館長(62)に種類の同定を依頼したところ、ヌメリテンジクダイであることが分かった。
 久保田准教授によると、北浜では海水温が最も冷たくなるこの時季、南方系の希少魚種が時折、漂着することがある。最近ではオナガウツボ(ウツボ科)やクマドリ(モンガラカワハギ科)、クロハコフグ(ハコフグ科)などが確認されている。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2009年03月18日 12:45 in 魚&水棲生物

mark-aa.jpg