三島市街を流れる源兵衛川で、07年12月の生コンクリート流出事故を機に始まった生態系調査の結果、絶滅危惧(きぐ)1B類に指定されているホトケドジョウの体長が異常に短いことが分かった。
MPO法人のグラウンドワーク三島が9日夜に開いたシンポジウムで、富士常葉大環境防災学部の山田辰美教授が明らかにした。08年12月、調査でホトケドジョウ39匹を確認したが、体長は通常は5センチ程度なのに最小2・5センチしかなかった。
川は流域の環境の違いから7ゾーンに区分されていて、各ゾーンの平均体長は3センチ台が多い。山田教授は「どのゾーンの平均体長も小さく、2・5センチはこの時期では信じられない小ささ」と指摘。「2・5センチの個体はその年に生まれた魚で、事故後に産卵行動はあったが、大きな雌は見られなかった。生息数は過去のデータがないため、多いか少ないかは分からないが、何とか命脈を保っている」と説明した。【安味伸一】3月11日朝刊