2009年03月11日

琵琶湖:北湖の酸素濃度回復 「引き続き注意必要」の指摘も−−調査/滋賀

 ◇環境科学研究センター調査
 琵琶湖北湖(琵琶湖大橋以北、最大水深104メートル)の水深約90メートルの湖底付近で、2月23日までに、水に溶けている酸素(溶存酸素)の濃度が回復したことが琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の調査で分かった。冬に酸素を多く含んだ表層の水が沈み込むなどして、湖水が混ざり合う「全循環」によって回復したと推定される。回復時期としては平年並みだが、昨年秋に湖底付近の溶存濃度が観測史上最低値を計測するなど、近年の低酸素化傾向が懸念されていた。専門家は「引き続き注意が必要」と指摘している。【服部正法】

 昨年11月に水1リットル中0・5ミリグラムという最低濃度を計測した定期観測点で、2月2日の調査で同10ミリグラム以上を計測。また、07年10月に史上最低水準の同0・3ミリグラムだった観測点でも、2月17日に同10ミリグラムを超えた。2月23日の調査では、観測全7点で同9・0〜同11・1ミリグラムを計測した。
 07年に回復時期が大幅に遅れて同年10月に史上最低水準を観測。08年は平年並みの回復時期だったが、同年11月には、定期観測点としては最低の濃度を記録していた。
 今回の観測を受け、同センターの石川俊之研究員は「循環せず酸素が回復しないという最も恐れる段階はクリアしたが、溶存酸素減少には、湖底の泥中の酸素の減少や湖水の成層(表層と深層が分離すること)の弱まる時期が遅くなることなど、さまざまな影響が考えられる」とし、注意の必要性を指摘している。3月7日朝刊

+Yahoo!ニュース-滋賀-毎日新聞

Posted by jun at 2009年03月11日 14:32 in 自然環境関連

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