2009年03月11日

アライグマから農作物守れ 「電気柵」で撃退、成果確認

 アライグマによる農作物への被害が深刻化している伊賀市で、県農業研究所伊賀農業研究室(同市森寺)は、地域の特産品ブドウをアライグマから守るための研究を本年度から始めた。昨年秋、市内のブドウ園に電気柵を仕掛け、効果を挙げている。

 研究施設内のブドウ園2ヘクタールで3、4年前から被害が目立ち始め、多いときには一晩に100房が食べられた。輪田健二主幹研究員は「はじめはカラスの仕業だと思った。収穫1カ月前の熟していない実を好み、器用に袋を破いて食べる」と話す。
 研究は県の獣害対策の一環として本年度から開始。昨年7月、アライグマ被害で困っていた同市湯屋谷のブドウ園で、埼玉県農林総合研究センターが開発した対ハクビシン用の電気柵「白落くん」による効果を試した。
 針金でもよじ登るアライグマの習性を利用した柵は、棚の周りに防鳥ネットを張り、ネットを登ったアライグマを頂上部の電線に感電させる仕組み。設置したブドウ棚では被害がなくなった一方、道路を挟んだ未設置の棚では被害がみられた。
 輪田研究員は「完ぺきではないが、ある程度の被害は防げることが分かった。今後は電気柵の設置カ所を増やしたい」という。
 特定外来種のアライグマは体長約60センチ。県内で農作物の被害が最も多い伊賀地域では捨てられたペットが野生化し、繁殖したとみられる。(平井良信)

+Yahoo!ニュース-三重-中日新聞

Posted by jun at 2009年03月11日 14:29 in 外来生物問題

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