2009年02月19日

オオタナゴ:急増、全体の8割超 霞ケ浦で在来の1種絶滅/茨城

 霞ケ浦水系に生存している外来種の魚オオタナゴが繁殖し、在来種のタナゴを駆逐しつあることが土浦市の市民団体「土浦の自然を守る会」(奥井登美子代表)の調査で明らかになった。同会はオオタナゴの情報提供を市民に呼び掛けている。【扇沢秀明】

 ◇情報提供呼び掛け
 同会によると、オオタナゴは東アジア原産。外来生物法で要注意外来生物に指定されている。在来タナゴの約2倍の12センチほどに成長する。霞ケ浦には絶滅の恐れのある4種の在来タナゴが生息していたが、うち1種は既に絶滅してしまった。
 オオタナゴは00年に稲敷市の新利根川河口と小野川河口で初めて生息が確認された。このため、同会が霞ケ浦と北浦の4カ所で調査した。その結果、潮来市の地点では、03年には初めて確認され、08年にオオタナゴがタナゴ類の100%を占めるようになった。現在では、残る3地点を含めてもオオタナゴがタナゴ類の8割を超え、在来種の絶滅が危惧(きぐ)されている。
 同じ利根川水系の、千葉県内の手賀沼、印旛沼や中川でも発見されているという。
 在来種もオオタナゴも二枚貝に産卵するが、貝の争奪戦に体の大きいオオタナゴが勝ち、急激に繁殖したとみられる。霞ケ浦水系に侵入した原因としては▽観賞用の売れ残りが捨てられた▽中国から輸入された貝に卵が付着していた――などの可能性が考えられるという。
 同会はA4判4ページのオオタナゴの特徴などを解説したカラー冊子を3000部作製、発見した場合の連絡を呼び掛けている。同会会員で美浦村の団体職員、萩原富司さんは「首都圏全域に拡散している可能性がある。オオタナゴの生息域拡大を防ぐために情報提供をお願いしたい」と話す。同会の連絡先は〒300-0043、土浦市中央1の8の16。メールはVZD00377@nifty.com 2月18日朝刊

+Yahoo!ニュース-茨城-毎日新聞

Posted by jun at 2009年02月19日 12:37 in 外来生物問題

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