2008年11月28日

不法係留:「空白地域」解消に 船撤去の権限なく、大津市が条例提案へ/滋賀

 大津市は管理する琵琶湖の法定外港湾への船舶の不法係留が県条例の対象外になっているため、12月議会に港湾管理条例を提案することを決めた。可決されれば、来年度から警告に応じない船舶に強制力のある撤去命令を出せるようになり、誰も許可・命令の権限がない「空白地域」がようやく解消される。

 琵琶湖の不法係留を巡っては、県は06年7月から、プレジャーボート不法係留の禁止条例を施行。条例の対象外である県内40カ所の法定外港湾(漁港を含む)は市町に管理が任されたが、これまで同市など5市町は管理条例を制定していないため、強制力のない行政指導しかできず、誰も船舶を撤去できない状態が続いていた。
 大津市河川課と農林水産課が管轄する8カ所には20隻以上の不法係留船がある。南小松港では06年末に河川課が警告を出しても、連絡すらしてこない持ち主不明のボートが残る。そのほかも「大半は目をつぶっている」状態という。一方、農林水産課は漁港4カ所を漁協に管理委託しているが、「本来、権限のない誰かが許可したらしい」船もある。
 両課は「県条例から2年半もかかった。現場としては、ようやく、という感じ」と胸をなで下ろしている。【稲生陽】11月27日朝刊

+Yahoo!ニュース-滋賀-毎日新聞

Posted by jun at 2008年11月28日 09:28 in 内水面行政関連

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