外来魚による捕食で個体数の減少が懸念されている国天然記念物の淡水魚アユモドキを守ろうと、京都府亀岡市安町の安町大池でブラックバスの捕獲がこのほど行われた。同池は、アユモドキの生息する河川へのバスの流入源とみられ、参加者が地引き網などを使って557匹を駆除した。
アユモドキが生息する桂川支流では、バスの増加による生態系の変化が懸念され、市や地元住民らがこれまでに3500匹以上のバスを駆除してきた。
今回は、メダカなども含め河川の在来の生態系を守ろうと、同市のNPO法人(特定非営利活動法人)「亀岡 人と自然のネットワーク」と市が主催した。同法人のメンバーや地元農家の人など45人が参加。池の水位を約1・5メートルまで下げ、地引き網や刺し網を入れてバスを捕獲した。中には40センチを超す大物もいた。
同法人事務局長の増田浩さん(46)は「バスの増加は河川の淡水魚全体の危機。ほかのため池も含め最低でも3年は駆除を続ける」と話し、市も駆除を続ける。