生態系に被害を及ぼす特定外来生物を駆除しようと、山形市城西町1の霞城公園のお堀で10日に、ブラックバスやブルーギルの駆除釣り大会が開かれる。主催の市民団体「UNRY」の高槻耕代表は「家族連れなど多くの人に参加してもらい、身近なところから環境を見直すきっかけにしてほしい」と話している。
UNRYは、約3年前から県内で駆除釣り大会を開いているが、霞城公園では初めて。大会は、午前9時〜午後5時まで。餌釣りを楽しみながら駆除する。公園の規定でリールやルアーは使えない。前日までに駆除した食用ブラックバスを、パンに挟んだビールのつまみ「バス&チップス」の販売も数量限定である。参加費は保険加入料25円。
バスは、フナなど小魚を食べる。水質汚濁の原因となる微生物を小魚が食べていたことで守られていた池の生態系がバスの繁殖で狂い、池の水質が悪化し、悪臭を漂わせる例がある。バスはさおを引く力が強く、釣り応えがあることから、県生産技術課は「池で釣りを楽しみたい釣り人が、密放流しているのでは」と指摘する。
同課によると、山形市内では霞城公園の堀や、沼の辺(山形市和合町33)など七つの沼やため池でバス類の生息が確認されている。
沼や池の水を抜けば最も効果的だが、抜くには日数と手間が掛かる。同課は「釣りによる駆除は有効な手段。釣り人への啓発にもつながる」と駆除大会に期待を寄せる。問い合わせは、UNRY(090・2999・3540)。【林奈緒美】 8月5日朝刊