琵琶湖の固有魚「ホンモロコ」の養殖が盛んな滋賀県草津市で、養殖池として使う休耕田の面積が増えている。農業用水を活用できるなど取り組みやすく、農家は「今後も養殖面積を増やしたい」と意欲を燃やしている。
ホンモロコ養殖は、草津市が特産品づくりと休耕田活用を狙いに養殖実験を始め、2006年度から市内の農家に広がってきた。市農林水産課によると、養殖に活用している市内の休耕田面積は7385平方メートルで、昨年の4030平方メートルから急増した。養殖農家も昨年の7軒から13軒に増えた。
同市下寺町の農業下村修一さん(68)は、2年前から池を使って養殖を始め、今年は休耕田約150平方メートルも活用。10万個の卵をふ化させ、5月に稚魚を放して育てている。
水深は20−30センチで農業用水をそのまま活用できる上、除草剤などを使う必要が少ないため環境にも優しいという。将来的に水田に戻す場合も、魚のふんなどで養分が高まることが期待できる。
下村さんは10月までに収穫を予定しており、「休耕田が増えても十分に有効活用できる」と話している。