◇牛久の自然保護団体
霞ケ浦の保全などに取り組む牛久市の自然保護団体「アサザ基金」(飯島博代表)が、スペイン・サラゴサ万博の「第1回BIEコスモス賞」の最終候補4点の一つに選ばれ、活動成果が会場に展示されることになった。飯島代表は「活動に小学生を含め延べ16万人が参加した点が評価されたのでは」と話す。
同万博は「水と持続可能な発展」をテーマに6月14日から9月14日まで開かれる。コスモス賞は、博覧会国際事務局が世界の先駆的な市民活動をたたえて新設した。世界18カ国36団体から応募があり、フィリピン、スペイン、アルゼンチンの団体とともにアサザ基金が最終候補になった。期間中、共同パビリオン内部に活動を説明した縦2メートル、横1・2メートルのパネルが展示される。最終選考で受賞すれば、賞金2万ユーロ(約330万円)が贈られる。
アサザ基金が応募したのは「湖と森と人を結ぶ霞ケ浦再生事業」。霞ケ浦の水草アサザの植え付けを通じた水質浄化▽外来魚を駆除した魚粉を肥料に使った漁業や農業育成▽谷津田を再生してのブランド米、地酒作り――などの取り組みをまとめた。
飯島代表は「自然再生と地場産業振興の両立を目指したことが万博のテーマと合致したのかもしれない。受賞できたら子どもたちの励みになり、いい結果を願っている」と話す。【扇沢秀明、写真も】 6月11日朝刊