◇今秋の承認目指す
県は11日、琵琶湖最大の内湖「西之湖」(西の湖)と下流の長命寺川をラムサール条約の登録湿地に指定するよう環境省に申し出た。琵琶湖本体は93年に登録されており、西之湖と同川を含めた拡大登録を申請する。10〜11月に韓国・昌原(チャンウォン)市で開かれる第10回条約締約国会議での承認を目指す。
西之湖は近江八幡市と安土町にまたがる最大の内湖で、約220ヘクタール。長さ約3キロの長命寺川を通じて琵琶湖に注ぐ。西之湖のヨシ群落は全国有数で、絶滅危惧種のヌマゼミ、ヒメシオンなど貴重な動植物が多い。
県は1月末、両市町から申し入れを受け、環境省と調整。登録済みの琵琶湖に加え、西之湖と長命寺川と、その流域計約382ヘクタールを含めるよう申請した。
県自然環境保全課は「随分前に登録された琵琶湖を改めて重要な湿地と知ってもらうきっかけになれば」としている。【近藤希実】 4月12日朝刊