これぞまさしく“金魚”−。淡水魚などの増殖などに取り組む兵庫県立内水面漁業センター(朝来市)で、メラニン色素がない突然変異の白化個体(アルビノ)の親アマゴから、珍しい金色の稚魚が大量に生まれた。稚魚は約3センチに成長、同センターでは観賞魚となるよう品種登録を目指している。
アマゴはサケ科の淡水魚で、成魚は体長約30センチにもなる。体側に朱点があるのが特徴。同センターでは2年前に養殖業者からアルビノアマゴ約20匹を譲り受け、昨年10月末、成魚となったメス5匹から約830粒を採卵し、人工授精させた。その後、同12月中旬に孵化(ふか)し、金色に輝く体長約2センチの稚魚約700匹が生まれた。
アマゴは通常、稚魚でも全体に青黒いが、数千〜数万匹に1匹の割合でアルビノが生まれる。しかし成長が遅く、色が目立つため、自然界では成魚になる前にほかの魚たちの餌になりほとんど生き残れないという。
同センターの土岐章夫所長は「金色では食用に不向きかもしれないが、見た目にもインパクトのある金色のアマゴは観賞用にピッタリ」と、今後の量産化に期待をかけている。
Posted by jun at 2008年02月28日 11:25 in 魚&水棲生物