◇全7地点で10ppmを計測
琵琶湖北湖(琵琶湖大橋以北、最大水深104メートル)の深層で溶存酸素濃度が昨年10月、観測史上最低水準を記録した問題で、県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)は13日、今月12日の調査で7地点すべてで酸素濃度が回復したと発表した。記録的な暖冬の直後の昨春は3月上旬でも酸素濃度が十分回復しなかったが、今季は平年並みの回復となった。
北湖は例年冬に、酸素を多く含んだ冷たい水が深層に沈み込むなどして水が循環し、深層の酸素濃度が回復する「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれる仕組みがある。しかし、昨春は回復時期が遅れ、深層に低酸素の水塊が残った可能性も指摘された。
その後、昨年10月には0・3ppmという観測史上最低水準の酸素濃度が計測された。
同センターは水深90メートルの高島市沖合の7地点を継続調査。先月28日には7地点中3地点で回復を示す10ppm以上を計測。今月12日には全地点で10ppmを計測した。同センターは1月下旬以降の冷え込みが回復に影響したと見ている。【服部正法】 2月14日朝刊