◇ブラックバスなど捕獲
県立三ツ池公園(横浜市鶴見区)で9日、池の水を抜いて外来魚を駆除する初の「掻(か)い掘り作戦」が始まった。在来生物を食べるブラックバスとブルーギル1000匹以上を捕獲した。市民も参加し、11日まで続けられる。
「三ツ池公園を活用する会」と県公園協会が行った。約30人が5時間余り活動した。
午前10時、三つの池のうち「上の池」(約7000平方メートル)でスタート。水門を開け、水を抜くと、どろどろの水底が現れた。泥の中で40〜50センチのブラックバスが暴れ、長靴を履いた会員らが網で捕獲していった。
米国から持ち込まれたブラックバス、ブルーギルは雑食で繁殖力が強く、05年施行の「外来生物法」で規制対象になった。同公園でもフナ、テナガエビなど在来生物を食べ、生態系に大きな影響が出ている。
同会水辺クラブ(天野隆雄代表)は、06年7月から計27回の駆除活動を行い、約4万匹を捕獲したが、繁殖力が強く、いたちごっこを繰り返していた。このため、水温が低く魚の活動が鈍い冬季に初の「水抜き作戦」に踏み切った。
同会の横山賢太郎会長(80)は「10年ほど前から不法に外来魚を放流する釣り人が多く、注意しても言うことを聞かない。水を抜くのは最終手段だが、在来生物を守るためにやむを得ない」と説明した。【網谷利一郎、写真も】 2月10日朝刊