琵琶湖北湖(琵琶湖大橋以北)の深層で溶存酸素濃度が昨年10月、観測史上最低水準を記録した問題で、県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)は31日、1月28日の調査で7地点のうち、酸素濃度が3地点で回復し、1地点で回復傾向にあり、3地点は回復していないと発表した。
北湖は例年冬に、酸素を多く含み冷えた表層の水が深層に沈むなどして水が循環し、深層の溶存酸素濃度が回復するが、記録的な暖冬の直後の昨春は3月上旬でも全循環が観測されず、酸素濃度の低下が懸念された。昨年10月には同センターが0・3ppmという観測史上最低の溶存酸素濃度を計測した。
同センターの今回の調査では、水深90メートルの高島市沖合7地点中、飽和度が90%程度で回復を表す10ppm以上が3地点あった。10月に最低の0・3ppmを記録した地点でも8・6ppmと回復傾向を示した。しかし、他の3地点では3・3〜4・2ppmと低く、回復は見られなかった。【服部正法】