2007年12月25日

アユ産卵、ふ化は例年並み 古座川、釣果低調で親魚増加(和歌山)

 古座川町の古座川漁協は、11月上旬から行った古座川のアユの産卵、ふ化状況をまとめた結果、卵の付着状況、ふ化したばかりの稚魚の量ともに例年並みだった。

 年々減少するアユの状況を把握し、放流量の計画に役立てようと、2003年から流下稚魚調査を、昨年からは産卵状況調査をしている。
 古座川のアユは主に月野瀬で産卵する。産卵後2週間でふ化した稚魚は透明で体長5〜7ミリ。2、3日その場におり、夕方から夜にかけて海へ下る。2月上旬に川へ上ってくる。
 稚魚調査は月野瀬の4カ所で11月1、15、29日、12月13日の4回行った。組合員らが捕獲ネットを5分間川に漬け、入った稚魚の数を7段階で表した。
 産卵期である10月に雨が多く降らないと、親アユは産卵場へ下らない。例年は11月上旬に稚魚が多く見られるが、今年は同時期に少なかった。昨年より1週間遅い10月末にまとまった雨が降ったのが理由で、11月中旬から稚魚の量が多くなった。一方、11月に降水量が少なかったため、産卵場所まで下りきれなかった親アユもいた。
 産卵状況調査も月野瀬の3カ所で11月9、19日、12月5日の3回行った。組合員らが川の石を拾って見て確かめた。
 10月末に産卵場を整備した時は、例年より卵の付着状況がよくなかったが、11月上旬には多く見られた。
 今年は2、3月にそ上が少なく、例年の半分ほどだった。6月にアユ釣りが解禁されたが、縄張り意識の弱いアユが多くあまり釣れなかったという。次第にアユの数が多く見られるようになったが、釣れないという情報を聞いたためか釣り人が少なかった。
 そ上が少なかったが、釣られずに残ったアユの量が多かった結果、産卵期の親アユの量は例年より少し多くなり、産卵、ふ化状況は例年並みとなった。
 漁協は、来年の放流稚魚の種類を検討している。最近は、天然のアユも縄張り意識が弱くなっている傾向があるという。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2007年12月25日 19:09 in 自然環境関連, 内水面行政関連

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