かすみがうら市漁業協同組合が同市の補助金を受けているワカサギの放流事業費を水増しし、昨年度の補助金を不正受給していたことが分かった。同市農林水産課は「補助金の使途に沿った使い道をしてほしかった」と話している。
事業は、70年代後半に霞ケ浦の水質悪化からワカサギを保護するために開始された。総事業費は年間約610万円で、市が補助金300万円を支出している。市は毎年、漁協から決算報告書を受け取っていたという。
同市農林水産課によると、11月下旬に漁協が「事業費を水増ししていた。不正受給分を返したい」として現金入り茶封筒を持って訪れた。しかし、市は、不正額も明確でない段階では受け取れないと判断し、拒否したという。市は正式な調査を待って対応する方針。
かすみがうら市漁協は「対応できる者が不在で分からない」と話している。【扇沢秀明】 12月5日朝刊