◇今月28日からインドで
滋賀県の提唱で始まり、通常、同知事が参加してきた世界湖沼会議が今月28日〜11月2日、インド・ジャイプールで開かれるが、当初出席の意向だった嘉田由紀子知事が、新幹線新駅(栗東市)の地元合意の形成期限が今月末に迫っているため、急きょ欠席することが5日、分かった。また、今回の目玉で、各国の子どもたちが参加する「子ども版湖沼会議」が、インド側との調整不調や予算上の問題で不開催となることも判明した。
同会議の第1回は84年、大津市で開催。その後は、草津市の財団法人・国際湖沼環境委員会(ILEC)が開催国政府と開いている。前回の05年は初のアフリカ開催で、ケニア・ナイロビで開かれた。
12回目の今回は「将来に向けての湖沼と湿地の保全」をテーマに事例発表があり、各国の行政関係者、研究者、NGO関係者ら約700人が参加する予定。会場のインドは水と宗教、文化とのかかわりが深く、水環境と文化とのかかわりなどの議論も注目される。
県側からは、県琵琶湖環境科学研究センターの職員が長年続けてきた琵琶湖でのプランクトンの定期観測調査の実績や、県の水質保全の取り組みなどを報告する。ILEC主催の分科会では、流域管理や環境教育などが取り上げられる予定。【服部正法】 10月6日朝刊