【長野県】諏訪湖のワカサギは12月から3季連続で禁漁となることが10日、関係機関・団体による連絡会議で決まった。採卵資源の保護が目的で、来年1月から採卵事業終了までは全面禁漁する。連絡会議は併せて、諏訪湖でワカサギの不安定な資源状況が続く原因究明を県に求める方針を決めた。
決まった禁漁措置は、12月は毎週金・土・日曜日の釣りは解禁、投網漁も週2日は行う。年明け1月以降は釣り、漁とも全面禁止する。一昨季の禁漁措置と同内容。諏訪市の県諏訪合同庁舎で開いた連絡会議で提案した諏訪湖漁協の藤森直章組合長は「禁漁期間を短縮した昨季は採卵量が減少した。資源保護に考えられる効果的な方法」と説明した。
連絡会議は禁漁に伴う利害調整の場として県諏訪地方事務所が設置。諏訪湖釣船組合は「ワカサギ釣りブームに諏訪湖は乗れず、危機感が強い。禁漁以外の資源保護策はないのか」と異議を唱えた。川魚組合などは禁漁に理解を示し、漁協の方針を確認。禁漁の向こう3季継続を求めた漁協提案は認めなかった。
一方、諏訪湖温泉旅館組合は「今後も禁漁だけでやっていくのか」と、禁漁措置だけの資源保護に疑問を呈した。連絡会議座長の山田隆諏訪地方事務所長も「専門家を含めた検討組織で徹底的な原因究明をすべきとの考えはある」と発言。連絡会議として県に原因究明の組織設置を求めるとまとめた。
会議では、県水産試験場諏訪支場の魚群探知機によるワカサギ資源量推定が、9月に入っても引き続き低い水準で推移していると報告。また同支場は、ワカサギの補食が指摘されている渡り鳥カワアイサについて、捕獲による食性調査を実施すると明らかにした。
(福沢幸光)
Posted by jun at 2007年10月11日 13:02 in 内水面行政関連