2007年09月01日

大崎の江合川河川敷ビオトープ荒廃:国が生き物調査 メダカ、わずか32匹/宮城

 ◇生存限界の酸素
 大崎市古川渕尻の江合川河川敷にあるビオトープ(野生生物の人工生態池)が荒れている問題で設置・管理者の国土交通省は31日、生き物調査を行った。池の水に溶け込んでいる酸素量が少なく、市民団体がかつて放流したメダカはわずかだった。同省は良好な生息条件とは言い難いと、専門家を交えた検討会を開き、適切な管理の方法を探る。

 ビオトープは計1000平方メートル。水域はアシが繁り、調査の結果、メダカは32匹だった。7年前の設置当時、市民団体が1000匹以上放した。稀少種のミズカマキリやゲンゴロウが2〜3匹いたのは朗報だが、圧倒的多数はウシガエルのオタマジャクシで「完全なオタマ池だな」の感想も。
 ビオトープと別に同じころ、メダカを放したそばの小池(100平方メートル)には128匹いた。ビオトープの溶存酸素量は水1リットル中3ミリグラム台で、魚の生存限界に近い数値。小池はわき水があるのかずっと良い数値だった。
 同省北上川下流河川事務所の武田節朗調査課長は「ビオトープの廃止は考えていない。水質改善を図り、ビオトープの名実を取り戻したい」と話した。【小原博人】 9月1日朝刊

+Yahoo!ニュース-宮城-毎日新聞

Posted by jun at 2007年09月01日 14:10 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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