国土交通省近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」の会合が26日、京都市内であり、国土交通省近畿地方整備局が丹生ダム(滋賀県余呉町)や、建設を復活するとした大戸川ダム(大津市)の必要性について説明した。
大戸川ダムの復活理由として(1)整備が遅れている桂川を改修すると下流の淀川の流量が増えて危険になる(2)そのため宇治川の天ケ瀬ダム(宇治市)で流量をカットする必要があるが、同ダムは容量が足りない(3)天ケ瀬ダムの上流でさらに流量を減らすため大戸川ダムが必要−とした。
整備局は大戸川ダムを建設しない場合の代替案として、天ケ瀬ダムの容量を増やすことや、大戸川の両岸に遊水池を造ることを検討。しかし地形的な制約や時間がかかるという問題があり、いずれも困難とした。
丹生ダムは▽姉川・高時川の洪水調節▽琵琶湖の異常渇水対策−などを目的に建設すると説明。ダムの形状は、ふだんから水をためる9000万トン規模のタイプ、通常は水をためない5000万トン規模のタイプの2つを検討するため、滋賀県と共同で環境への影響や治水技術の調査を行うという。
委員会は、ダムについての本格的な質疑を次回以降に行う。