滋賀県版レッドリストに絶滅危機増大種として掲載されているサギの一種「ヨシゴイ」が、今年も滋賀県草津市西矢倉1丁目の頓蓮池(だんばすいけ)に飛来している。隣接する池が埋め立て工事中で、観察する主婦たちは「無事に夏を過ごして」と見守っている。
ヨシゴイは東南アジアから日本に渡り、春から夏を過ごす。近くの主婦吉川悦子さん(54)と斉藤美恵子さん(55)が、昨年夏に同池への飛来を確認。今年も5月から、池のヨシにつかまっている様子などを観察している。これまでに計3羽確認しており、繁殖している可能性もあるという。
県内では琵琶湖岸のヨシ原で繁殖するとされるヨシゴイだが、生息地の消滅などで数が減少している。頓蓮池に隣接する大池では今年に入って埋め立て工事が進んでおり、近くをショベルカーなどが行き交う。
吉川さんと斉藤さんは「環境の変化にもかかわらず、今年も来てくれてうれしいが、無事に子育てできるだろうか」と心配そうに見守っている。