2007年07月06日

全閉解消、京滋で溝 瀬田川洗堰 嘉田知事「意義深い」

 琵琶湖・淀川水系の「新しい100年の大計」とされる河川整備基本方針案が了承された5日、焦点の一つだった瀬田川洗堰の全閉解消について、利害が異なる滋賀県と京都府は、最後までけん制しあった。方針案は決着したが、全閉の解釈をめぐって、双方に深い溝が残った。

 小委員会に出席した滋賀県の嘉田由紀子知事は全閉操作解消を「一部地域の犠牲ではなく全体の安全度を向上させるという基本理念から、たいへん意義深い」と評価した。基本方針の案文について、「全閉操作を行わないのは『(下流側で堤防など)施設の整備を行った後で』とされているが、基本方針は時間軸を持たない性格と理解している」として、前提条件をつけないよう要求した。
 一方、京都府知事代理の森田悦三土木建築部長は「下流がどのような状態であっても全閉操作を行わないわけではない」とし、▽宇治川の堤防整備▽天ケ瀬ダム再開発▽大戸川ダム建設−などが実現されなければ全閉解消は認められないという立場を明らかにした。
 上、下流の利害対立や課題が今後も残ることから、嘉田知事は「国や自治体など河川管理に責任を負う者が議論する場を基本方針で位置づけることも意義深い」と話し、委員長に文言の修正を一任した。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2007年07月06日 11:26 in 内水面行政関連

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