琵琶湖の水を酸素と水素に電気分解し、湖底の環境改善や代替エネルギーに使う研究を進めている滋賀県は30日、今月中旬に琵琶湖で行った実験で、昨年度に続いて計画通り酸素と水素を発生させたことを報告した。
大津市の県琵琶湖環境科学研究センターで開いた会合で、同センターの担当者が学識経験者らに説明した。昨年度の実験では64リットルの湖水を使ったが、本年度は湖底の泥をふくんだ水約1トンを使い、電極や高分子膜を用いて酸素と水素を生み出したという。
会合には京都大や同志社大などの学識経験者ら11人が参加し、生態系や水質への影響、より効率的に酸素などを取り出す方法について検討した。
本年度は三カ年計画の最終年度にあたる。今後は実験で得られたデータを分析し、将来の研究のための基礎的資料として報告書にまとめる。