「三方ヨシ」を合言葉に、滋賀県野洲市の市民や児童らが琵琶湖岸のヨシを復活させるプロジェクトが本格的にスタートした。21日に同市の中主小で学習会が開かれ、参加する同小の5年生約120人がヨシと琵琶湖の関係やヨシの利用方法などを学んだ。
プロジェクトは県や野洲市、市民団体などが実施する。市民、学校、行政が一体になって実施することから、近江商人の精神「三方良し」にちなみ「三方ヨシ作戦」と名付けた。
復活させるのは同市須原の江口川河口付近約2700平方メートルで、県の琵琶湖ヨシ群落保全条例で指定された保全区域の一部にあたる。11月にヨシ約2000株を植えることを目標に、苗を育て、ヤナギの枝で作った消波堤の設置などを行う。
学習会では、市民でつくる環境団体代表の松沢松治さん(62)=同市菖蒲=らがヨシが群生していた昭和30年代の写真などを見せ、ヨシと琵琶湖の関係などを説明。「ヨシを植えてカイツブリやニゴロブナの住みやすい環境をつくろう」と呼び掛けた。また、よし笛による「琵琶湖周航の歌」の演奏も行われた。
児童らは校内の池でヨシの苗約120株を育てることにしている。