国交省苫田ダム管理所と県水産試験場魚病指導センターは30日、鏡野町の苫田ダム貯水池・奥津湖で「陸封アユ」を確認したと発表した。県内では初めて。全国では24カ所で確認されている。
アユは、成長に応じて海と河川を行き来するが、湖など淡水の止水域で一生を送る個体が陸封アユと呼ばれている。
管理所とセンターは1月24日〜5月8日まで共同調査を実施。17尾を捕獲して、放流アユと体色、体高、内臓脂肪量などを比較した結果、内臓脂肪の少なさなどから、陸封アユとほぼ断定した。
本多卓志・苫田ダム管理所長は、「吉井川がダムで分断され、生態系が変化しているかどうかを目的に調査した。今後、どういう条件で産卵、生育しているのか調査したい」と話した。【檜山佑二】 5月31日朝刊