【滋賀県】休耕田を利用して琵琶湖の固有魚「ホンモロコ」を養殖する研究をしていた「草津市ホンモロコ養殖研究会」が最終報告書をまとめた。報告によると、人件費や初期投資を除いて1000平方メートル当たり約18万円の黒字が出ることから、市は今後、市民に養殖を勧めていく方針だ。 (中村禎一郎)
ホンモロコの生息数は外来魚の増加や、産卵場所であるヨシ帯の減少に伴い激減。年間漁獲量は約10年前は150−300トンあったが、2004年には5トンにまで落ち込んだ。
このため、市は養殖に市内の休耕田約300ヘクタールを活用することを発案。04年度に、漁業者や養殖業者8人でつくる養殖研究会に、生業として可能性を探るリサーチを依頼した。
報告書には、05年度に430キロ、翌06年度に250キロを養殖し、販売した成果を収録。農業用水が休耕地に来ない10月から翌4月までの水の確保や、いつも出荷できるだけの生産量を確保することなどが課題として挙げられている。
研究会の吉本吉之助会長らが市役所を訪問。「今後もホンモロコの養殖に支援をお願いしたい」と、伊庭嘉兵衛市長に報告書を手渡した。市長はその後、養殖のホンモロコを試食し、「おいしいねぇ」と笑顔を見せていた。
Posted by jun at 2007年04月13日 15:30 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連