2007年04月13日

<外来生物>カワヒバリガイ大発生 茨城・霞ケ浦湖岸

 独立行政法人・農業環境技術研究所(茨城県つくば市)は13日、法律で飼育や輸入が規制されている特定外来生物の二枚貝・カワヒバリガイが、同県の霞ケ浦湖岸の約半分にまで生息域を広げていると発表した。糸を出して石やコンクリートなどに付着する習性があり、管を詰まらせるなどの害を及ぼすため、同研究所は注意を促している。

 カワヒバリガイは中国原産。体長2〜3センチで繁殖力が強い。90年代に中国から輸入したタイワンシジミに紛れ込んだとみられ、琵琶湖など西日本で繁殖。霞ケ浦では関東地方で2例目として05年11月に北西部で確認された。在来生物の生息地を奪うほか、フンや死がいなどで雑菌を増やし水質悪化の原因にもなる。
 同研究所は昨年6〜9月、水深1メートルより浅い場所を対象に湖岸全域の90地点を調査し、41地点で生息を確認した。湖の西ほど多く採取され、西部付近から生息域が広がったらしい。殻の大きさなどから04年以前に入り込んだとみられる。
 異常発生に有効な対策はなく、管などにくっついた場合は人力などで排除しているのが実情だ。同研究所生物多様性研究領域の伊藤健二・主任研究員は「カワヒバリガイがいる場所の石や網を移動させると分布が広がる恐れがある。利水施設に被害が及ぶ可能性があり、監視も必要だ」と話している。【石塚孝志】

+Yahoo!ニュース-社会-毎日新聞

Posted by jun at 2007年04月13日 15:28 in 自然環境関連, 内水面行政関連

mark-aa.jpg