長浜市と湖北町にまたがる早崎内湖干拓地の内湖再生に向けて、滋賀県はこのほど、再生の目標像を描いた早崎内湖再生計画案をまとめた。在来生物が豊かに息づく▽安全で活力ある地域社会を支える▽世界の湿地再生活動を勇気づける−など六つの目標像を掲げた。
目標像を示した上で、琵琶湖固有種のニゴロブナやゲンゴロウブナにとって最大の産卵場だった豊かな生態系を10年後をめどに復活させ、水辺の植物帯や鳥類の大飛来地の再生を目指す。自然観察や体験学習の場としても位置づけた。
地元住民や学識経験者、関係機関でつくる検討委員会で2005年12月から協議してきた。
県は、01年度から干拓農地89ヘクタールのうち17ヘクタールで試験的に水をため、再生の可能性を探ってきた。現在は干拓地の中央を流れる丁野木川を介して、琵琶湖とつなげる工事を進めている。
琵琶湖との接続方法については、内湖の水の流れや外来魚の侵入対策などを踏まえ、今後も引き続き検討していくという。