京都府宇治市槙島町の巨椋(おぐら)池干拓田で21日、魚などの生き物がすみよい水路整備を目指す「淀(よど)みづくり大作戦」が催された。春の日差しの下、地元の親子連れらが竹筒や石積みなどで魚のすみかづくりに汗を流した。
府山城土地改良事務所などが同干拓田内で進める幹線排水路約6・4キロの改修に合わせ、住民の手による水辺作りを呼びかけた。地元の宇治市や久御山町、京都市内の小学生と親ら43人が参加した。
護岸工事を終えた排水路堤防に集まった参加者は、NPO法人(特定非営利活動法人)ビオトープネットワーク京都(京都市下京区)の指導を受けながら魚のすみか作りに挑戦した。山城町の放置竹林から切り出した竹の筒を3、4本結わえ、小魚が隠れられるよう竹ザサを取り付けるなどした。
手作り漁礁は早速、子どもらが岸辺近くの川床に運んで石の重しで据え付けた。また、魚の産卵場所となるよう、湾ど部分にヤシ繊維やシュロの皮を木のくいで取り付けたり、巨椋池に自生していたハスを植え、最後に水を流して完成させた。
家族4人で参加した北槙島小5年の冠野雅人君は「大変だったけど、魚がすみついてくれたらうれしい」と話していた。