魚の産卵やふ化に配慮した琵琶湖の水位操作を行っている国土交通省琵琶湖河川事務所(大津市)は、来年度の操作方針を13日、明らかにした。ヨシ帯に産みつけられた卵が急激な水位低下で干上がるのを防ぐため、産卵期に毎日現地で産卵数を調べ、より効果的な水位操作を目指す、とした。
フナなどは雨が降って水位が上がるとヨシ帯での産卵が活発になる。本年度の水位操作では、降雨後7日間は水位を下げず、卵がふ化できるよう瀬田川洗堰を操作した。
しかし過去には、大雨で大量に産卵があった時に水位が上限を超えてしまい、やむなく全開放流した結果多くの卵が干上がるケースがあった。
来年度は、高島市や草津市などの調査地点で実際に卵の数を毎日調べ、降雨があっても産卵が少なければ水位を下げ、次の大きな産卵に備えることにした。10万個以上の「大産卵」を確認した場合、水位を5日間にわたって維持する。
琵琶湖河川事務所は同日、この方針を事務所の事業について指導、助言する専門家グループに報告し、了承された。