国土交通省琵琶湖河川事務所は16日、07年度の琵琶湖の水位操作方針を発表。コイ、フナ類の産卵状況を毎日調査し大量産卵を確認した後、5日間は水位を維持し、魚の卵の干上がりを防ぐ方法をより効率化していく。
琵琶湖では92年制定の瀬田川洗堰(ぜき)操作規則により、大雨による浸水被害を防ぐ目的で毎年6月16日〜10月15日、基準水位から20〜30センチ下げることになっている。琵琶湖在来種の魚はこの時期の降雨時に産卵するため、急激な水位低下が魚の卵を干上がらせることが指摘されてきた。
同事務所は03年から、産卵に配慮した試行操作を実施。生態系にやさしい操作の確立に努力してきた。これまでの試行操作で、4月1日〜5月10日の前期と5月11日〜6月16日の後期に分け、前期は基準水位プラス25〜5センチの範囲で、降雨による水位上昇後7日間、水位を維持。後期では基準マイナス15〜20センチまで徐々に水位を低下させる方法で、効果を確認。新年度からはさらに▽草津市▽高島市▽湖北町――の3地点で産卵量を継続調査し、10万個以上の産卵が確認された後の5日間、水位を維持するという。【服部正法】 3月17日朝刊