◇大幅な水質改善期待
伊丹市は、毎年5〜11月に昆陽池で大量発生するアオコ対策のアイデアを募集している。池に機器を持ち込み、実証試験する形のコンペ方式を採用する。市は民間企業の優れた技術の導入で、大幅な水質の改善を期待している。【田倉直彦】
関西圏で屈指の野鳥の飛来地として知られる昆陽池は、約20年前から大量に発生したアオコがペンキ状に池を覆い、水中の酸素を奪って生物に影響が出たり、悪臭がするなどの被害が問題になっている。池に流入する井戸水や、2000羽近く生息するカワウのふんに含まれる窒素やリンで富栄養化が進み、アオコが発生しやすくなっているという。
市は97年、学識経験者を交えた浄化検討委員会を設置。池底の泥のしゅんせつや、野鳥の餌が水質に影響を与えないよう別に給餌用の池を作るなどの対策を講じてきた。しかし、抜本的な水質改善にはつながらず、これらの対策に加え、浄化用の機器などの本格導入が必要と判断した。
募集するアオコ対策の技術は、▽納入実績があり、効果が実証されている▽生態系に悪影響を与えない▽景観へ配慮する▽騒音が高レベルでない――などの条件を満たす必要がある。選考を通過した数社で今年6月ごろから実証試験をする。応募締め切りは30日。問い合わせは市みどり課(072・784・8134)。
〔阪神版〕 3月21日朝刊