滋賀県の嘉田由紀子知事は19日、県議会の代表質問で、県内に計画中の6つのダムのうち、昨年建設を容認した芹谷ダム(多賀町)とともに、北川第1ダム(高島市)についても認める考えを示した。昨夏の知事選のマニフェストで示したダムの「凍結・見直し」の方針を大きく転換した格好で、県民への説明責任も問われそうだ。
嘉田知事は北川第1ダムについて、「河川改修など他の方法では生態系に影響する可能性もあり、ダムに代わる方策はかなり困難」と説明。昨年12月の県議会で「治水計画上、有効」とした芹谷ダムとともに建設を容認した。
このほか、国が計画を進める大戸川ダム(大津市)も北川第1ダムと同様の理由で計画に理解を示したが、第1ダムとともに計画中の北川第2ダム(高島市)はダム以外の方法も検討の余地があるとして「当面(建設を)実施しない」と述べた。
嘉田知事はマニフェストで、北川第1、第2ダムなど県営の4ダムと、大戸川など国が進める2ダムの計6ダムの「凍結・見直し」を掲げたが、就任後は「脱ダム(という意味)ではない」と、ダム容認は公約撤回に当たらないと主張していた。この日も改めて方針について聞かれ、「(マニフェストでは)ダムだけに頼らない治水計画を掲げた。ダムすべてを否定はしていない」と理解を求めた。
Posted by jun at 2007年02月20日 08:58 in 内水面行政関連