2007年01月15日

河川レンジャー本格始動 琵琶湖河川事務所

 琵琶湖流域の治水や環境保全のため、近畿地方整備局琵琶湖河川事務所が行政と住民のつなぎ役として昨年4月に任命した「河川レンジャー」が、本格的に活動を始めた。地域の川の水害の記憶を聞いて回ったり、川の怖さを実感できる観察会の在り方を検討するなど、さまざまな角度から流域住民とのつながりを築こうとしている。

 滋賀県立大大学院の藤田建太郎さん(29)=彦根市大藪町=は昨年10月から、大津市の瀬田川や草津市の草津川、葉山川流域などで水害の歴史を記録として残し、地域の若い世代に引き継ぐ活動に取り組み始めた。
 人づてに水害経験のある高齢者を探し出し、これまでに8人の住民から洪水で堤防が決壊した瞬間の恐怖や浸水被害の様子などを聞いた。「川は生き物をはぐくむだけでなく、人びとの生活とも深くかかわっている。時には命を脅かす一面もあることを強く感じた」と言う。
 経験者の生の声を地域の子どもたちに伝えようと、流域の小学校で授業に取り入れてもらえるよう調整を続けている。
 魚の観察指導員を務める中村惣一さん(44)=奈良県大和郡山市=は、川に親しむとともに川の怖さを知ってもらおうと、観察会で川の危険性を実感できるプログラムづくりを進めている。
 観察会がよく開かれる瀬田川や大戸川で増水時の写真を撮ったり、河川ごとに地域住民が危険を察知するポイントを聞いて回り、雨天時の川の危険性をどのように伝えるか検討している。
 「観察会の参加者に魚だけではなく、川への関心も持たせたい。水位の低い時に救命胴衣をつけて深みや早瀬に入るなど、川の危険性が具体的に分かるプログラムを作りたい」と話している。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2007年01月15日 16:15 in 自然環境関連, 内水面行政関連

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