2007年01月31日

外来魚駆除へ人工産卵床 藺牟田池のベッコウトンボ守れ 祁答院中生徒が組み立て

 環境省鹿児島自然保護官事務所は、ラムサール条約の登録地、藺牟田池(薩摩川内市祁答院町)で、国内希少野生動植物種のベッコウトンボを捕食している外来魚のオオクチバス駆除のため、人工産卵床を設置する。オオクチバスが卵を産む場所を人工的に作り、産卵後引き揚げ、駆除するのが狙い。産卵時期の春先には設置する方向で、手続きを進めている。


 同池は2005年度から同省のオオクチバス等防除モデル事業に指定され、調査、研究が行われている。同年11月から06年5月までにオオクチバス20匹とブルーギル1129匹を捕獲。オオクチバス3匹の胃からベッコウトンボの成虫6匹が見つかった。

 このため同事務所は、釣りによる捕獲だけでは、駆除に限界があると判断。宮城県・伊豆沼などで導入され、成果を上げている人工産卵床を導入することにした。

 人工産卵床は約60センチ四方の園芸用苗箱に、高さ約40センチのプラスチック製の網を三方を囲うように取り付け、苗箱部分に産卵場所として好む小石を敷き詰める。産卵行動を検知できるセンサーも取り付ける。3月上旬に、薩摩川内市の祁答院中1年生が組み立てる予定。設置場所や数など今後、検討する。

 同事務所の田畑慎之介自然保護官は「人工産卵床の効果を期待している。駆除に地域とともに取り組んでいきたい」と話している。

 同市は生態系保全のため、昨年7月から池で捕獲した外来魚の再放流を禁止している。 =2007/01/31付 西日本新聞朝刊=

+Yahoo!ニュース-鹿児島-西日本新聞

Posted by jun at 2007年01月31日 13:36 in ブラックバス問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連

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