「ワカサギ釣りのメッカ」として知られる山辺町畑谷の畑谷大沼で16日、およそ10年ぶりにワカサギの卵の放流が行われた。十数年前から密放流などで肉食のブラックバスが増え、在来魚が激減し、冬の風物詩、ワカサギ釣りを楽しむ客足が遠のいていた。
作谷沢漁協は昨年10月、大がかりなバス駆除を行い、138キロを処分。駆除を完全に終えたことで、ようやくワカサギの卵の放流にこぎつけた。今回は、十和田湖(秋田県側)から取り寄せた500万粒を用意。約1週間でふ化するという。
同漁協の吉田好三郎さん(68)は「最盛期には1日200人以上が訪れていた。子ども連れで楽しんでもらいたい」と感慨深げ。また、この日同漁協は、バス放流をやめるよう訴える看板も新たに設置した。
ワカサギ釣りのピークは沼の水が凍結する1〜3月。そのころには、体長約13センチまでになるという。【新谷崇】(毎日新聞)